09/10/30  娘が発症


我が家周辺の新型インフルエンザ情報を記している「日刊インフル」。
本日の最新ニュースは、これだ。

「娘の罹患が確定」
38度台の高熱。ときどき咳、鼻水。
昨日の午後に医者に行き、きっちりと新型インフルと診断された。

中学校は先週土曜日に、文化祭を実施した。
その合唱コンクールやら何やらで、蔓延したんじゃないかと噂されている。
あと、代休となった月曜日(26日)に、映画やらゲームセンターやらに遊びに行った子どもが感染したという話もある。
そんなこんなで、今週になって発症者が続出。昨日の朝の時点で生徒の17%(53人)が発症しており、ついに11月3日まで「学校閉鎖」が決まった。

学校ですよ。学校全体がお休みですよ。
自分の子どものころを通じて、こんなの初めてだ。



09/10/29  学年閉鎖!


学級閉鎖、部活の県大会出場辞退という事態に陥っている娘の中学校。
昨日は普通に登校したが、発熱で早退した生徒が相次いだ。
そしてついに、本日より、2年生3クラスが学年閉鎖となった。

娘は昨日学校で、早退した子と顔を寄せてひそひそ話をし、
別の早退した子とは、肩を組んでおしゃべりしたのだとか。
そして今朝。
喉が痛いといい、鼻が詰まり、微熱が出ている。
ついに我が家にも、新型インフルエンザが上陸した気配が濃厚だ。

はす向かいのお宅には、娘と同じテニス部の娘がいるが、
その子と妹と父ちゃんが、新型インフルでダウンしたそう。
うちはそうならないよう、細心の注意を払わなければ…。



09/10/27  県大会前日に…


明日はいよいよ、娘も出場する女子テニス部の県大会の日。

ちょうどそんな日に、新型インフルエンザによる学校で2クラス目の学級閉鎖のクラスが発生した。どうも部員にも罹患者がいるらしい。
ということで、県大会を出場辞退することが決まった。

娘たち部員は、学校でひとしきり泣いてから帰ったそうだ。

大会前日に辞退決定ってのは、さすがにキツイなぁ。
せめてあと1日、発症しないでくれれば…って、ぼくだって思うもの。

気の毒だけど、人生にはこんなこともあるわね。


※よくよく聞いたら、部のナンバーワン選手は学級閉鎖により外出禁止、
ナンバースリーは発症したのだとか。
それじゃ、仮に出場しても、まともに戦える状態ではないわな。



09/10/27  政治は言葉だよ


鳩山さんが、首相として初めて国会で所信表明演説を行った。
ニュースで見ただけで、全文に目を通したわけじゃないんだけど、感じたことを少し。

なにはともあれ、鳩山さんは「言葉」を大事にしている。
52分で1万2900字というボリュームがクローズアップされるが、肝心なのは、それだけのボリュームの演説を、自分でまとめたということ。そして、とても平易でわかりやすい、ということだ。

これまでの首相の演説は、官僚からのカンペをつなぎ合わせてつくっていたそう。結果、官僚や政治家に特有な言い回し(言い逃れ)が満載で、総花的で何を言いたいのかわかりにくくなっていた。

その点、鳩山さんの演説は、一般の人が聞いてもわかる言葉を選んでいる。
内容面での是非はいろいろあるだろう。でも、他人に伝わる演説をしたかどうかという意味では、小泉さんや安倍・福田・麻生さんあたりとはレベルが違う。鳩山さんのほうが何枚も上だ。
政治というのは、言葉でもって他人を説得し、納得させ、実行していくものだと思っている。鳩山さんは、現時点では、その方向性をみせている。

民主党政権の支持率が高いといっても、半世紀にわたって続いてきた官僚体質を切り替えていくのは、短期間ででできることじゃない。何年かかかってもしょうがないと思う。
その間に、スピードが遅いとか、けっきょく何もできないじゃないか、といった批判もあがることだろう。
でも鳩山さんなら、その批判に対してきちんと対応し、説得と議論を続けていくのではないか。少なくとも、イヤになって1年で放り出すようなことはないんじゃないか。

言葉を大事にした所信表明演説を耳にして、そう期待が高まった次第だ。



09/10/20  週末の収穫


仕事の予約が入っているが、原稿がなかなか届かない。へんな具合に待ちになって、手許が空いている状態が続いている。
やることがないから、ここ何日か続けて日記を書いている次第。

さて、週末にまたまたブックオフで買い物をした。

◎五十嵐貴久「交渉人」
◎首藤瓜於「脳男」
◎宮部みゆき「レベル7」
3冊ともミステリー。立て籠もり犯との交渉(「交渉人」)、連続爆弾犯と疑われる心をもたない男の精神鑑定(「脳男」)、謎の言葉と記憶喪失のカップルが交錯する“緊迫の4日間”(「レベル7」)。そういった、変わった職業とか医療トリックなどのプラスアルファ要素が加わっているミステリーが好き。

◎重松清「くちぶえ番長」
娘の担任が国語の教師で、教室に私設文庫を設けている。娘がそこからこの本を借りてきて、面白かったといっていた。「おれにも読ませて」と頼んだのに、そのまま返してしまったので、ちょい悔しくて買ってみた。

◎島村英紀「私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。」
国際的に有名な地震学者が、不可解な容疑で逮捕され、その事件の顛末と拘置所での扱いを綴った手記。警察・検察の醜い部分が露わにされるのだろうな…と期待(?)して購入。

◎斎藤令介「父と子の教科書 動物と暮らす」
この日一番の収穫。姉妹書「父と子の教科書 男の行動学」とともに、カヌーイストの野田知助さんが絶賛する本。イヌの選び方・買い方から、野犬に出会ったときの対処法、あるいは馬の扱い方、ハンティング・罠で動物を狩る、獲物の捌き方…そんな「男」のための情報がてんこ盛り。実用性はないけれど、知識欲が大いに刺激される。

以上6冊がこれから読む本に追加された。
その他に、間もなく読もうとして積ん読の前面に出している本と、読みかけの本はこんな感じ。

森巣博「無境界家族」、小川洋子「刺繍する少女」、小川一水「フリーランチの時代」、帚木蓬生「閉鎖病棟」、熊谷達也「邂逅の森」、真保裕一「朽ちた木々の下で」、恩田陸「ドミノ」

たとえば、重厚なミステリーを読んだあと。続けて類似の本を読みたくなることもあるし、軽いものを読みたくなることもある。そのへんを考慮して、間もなく読む本をチョイスすると、こんな感じでノンジャンルになってしまう。

さて今日のお昼は何を読もうか…、と思ったが、持ってきたのは真保裕一だけだった。家に本はいくらもあるのに、選択の余地がないとは…トホホ。



09/10/19  ふうせんは誰?


空気が抜けてしぼんだ風船が、紐でぶら下げてある。
よく見ると、マジックで文字が書かれている。
「おかあさんとおもう」
息子が、それを殴る蹴るして戦っていた。

よく見ると、反対側に別の文字も書いてあった。
「のぞみとおもう」
細君がトリャーとけっ飛ばしていた。

そういう母子なんです。



09/10/16  県大会出場決定


スポーツの秋。このあたりでは各部活ごとに、市の予選を勝ち上がった学校どうしが争う茨城県南大会が行われている。

娘が所属するテニス部は、先月市の大会(出場4校)で優勝し、昨日県南大会に出かけた。
毎度のごとく、2回くらい勝ったところで終わるんだろうな…と思っていたら、夕方細君からメール。「決勝戦進出!」だと。見学にいった親御さんから、メールをもらって知ったのだとか。しかも、前回の県南大会で優勝した、隣市の強豪校に勝ったという。
結果は準優勝。市内予選を勝ち抜いて出場した27校中で2位だから、たいした結果だ。正直、驚いた。

晩飯のときに、娘に話を聞く。
最近になってレギュラーメンバーの末席に加わった娘も、全試合に出場し、それなりに勝利に貢献したらしい。

ぼくは中学・高校と5年間、柔道部にいた。でもレギュラーメンバーに選ばれることなんかなく、個人戦でもロクに勝ったことがない。
そんなぼくの娘だからと、タカをくくっていたけど、ちょっと失礼だったかも知れない。

勝ちグセというものがある。伸び悩んでいたスポーツ選手が、きわどい試合を勝ったり、何回か続けて勝つことで、勝利の味を覚えて駆け上がっていくことだ。
まだ実力が定まらない中学生くらいのレベルでは、選手やチームのモチベーションの波や、勝ちグセの有無によって、結果に大きな差が出ることがあるだろう。
どうも娘のチームは、このところの練習試合で成績がよかったことで、勝ちグセがついたようだ。

今日は個人戦(といっても、2人組の1ペアを「個人」というらしい)。彼女とペアの子とのモチベーションはどんな具合か。結果の連絡を待つことにしよう。



09/10/03  2016年のオリンピックはリオデジャネイロに決定


体を動かすのは嫌いじゃないし、スポーツ観戦も人並みの関心がある。
「イチローの記録はスゲエなぁ」とか、「杉山愛は、東レパンパシフィックテニス大会の女子ダブルス決勝戦、現役最後の試合で勝利できるのか」といったことは、新聞でチェックしている(会場に足を運ぶほどではないけど)。
だから、スポーツが好きか嫌いかで二者択一を迫られたら、「好き」を選ぶ。

けれど、じゃあオリンピックが好きか嫌いか、で二者択一を迫られたら、「嫌い」を選ぶ。
競技者や、競技じたいへの反感ではない。オリンピックというイベントをとりまくムードが嫌いなんだ。

「国を挙げての」とか、「日の丸の下に」とか、「火の玉ニッポン」とか、なんかこう、そういった、有無をいわさず日本人選手を応援しなければならないみたいな雰囲気。
一国民であるぼくの気持ちとは関係なく、「国民の悲願」とかというフレーズを平気で使って、勝手に国民一丸とさせられるような雰囲気。
日本人がメダルを取ったら喜び、取れなかったら悔しがることを強要されるような雰囲気。
そんな、国威発揚的な雰囲気に、言い様のない嫌悪感を覚える。
そういう雰囲気に巻き込まれることに、嫌悪感を覚える。

そもそも、オリンピックは商業化しすぎている。金をかけすぎている。
本来、スポーツって、選手対選手、チーム対チームの戦いであるはずなのに、国対国という構図を作り上げ、大型化している。肝心なのは国であり、選手はその持ち駒だ、という具合になっている。
そんな倒錯した図式がまかりとおる巨大スポーツイベントなどいらない、と、極論をもいいたくなってしまう。

てなことで、2016年のオリンピックがリオデジャネイロに決まって、とりあえずホッとしている。勝手な言いぐさだけど、どうせやるなら遠くでやってくれ、という気分だ。(いざ五輪が始まれば、マスコミ報道にウンザリするのは同じだけど)

どだい今回の五輪招致活動は、石原慎太郎による、石原慎太郎のためのもの、といっていいようなものだ。反石原としては、痛快なことこの上ない。

「金のムダ使いだと反対する人もいるが、オリンピックをやればもうかるんだと言いたい」
「東京マラソンは(中略)220億円の経済効果があった。オリンピックなら3兆円だ」
(当日記の2008年10月7日のエントリーより)

巨額な利益を得るために、誘致活動というギャンブルに賭けた石原慎太郎。
その賭けに失敗した石原慎太郎が、どんな釈明をするのか。
その釈明を都民がどう受け止めるのか。興味が募る。



09/09/25  近況などなど


◎連休明けの昨日は、とても疲れた。パソコンのモニタを見ない休日が明けて、モニタを凝視する仕事日となる週初めは、いつも首筋と背中がひどく疲れる。今回は5連休をガッツリ休んだから、その反動も大きかったんだろう。

◎昨夕、キンモクセイの花の香りを、この秋初めて嗅いだ。細君によると、昨日の朝にはゴミ置き場脇のキンモクセイはまだ香ってなかったというから、昼間の陽気で開花したのかも知れない。
サルスベリの花もまだ残っているところがある。今年は秋の訪れがかなり早いような気がする。

◎23日の夜、子どもらとドリフターズの特番を見る。7歳の息子が、それほどかい…と思っちゃうくらい、馬鹿笑いしてた。30年以上の時を経てもなお、子どもの笑いのツボを突きまくるドリフってのは、やっぱりすごいなぁとつくづく思う。

◎明日・明後日と近場でキャンプする。飯の献立やら余興やらを考え始めると、仕事が手に着かない。
今回は5家族で計13人。うち、父ちゃんと息子という組み合わせが3家族、母ちゃんと娘が1家族、夫婦と子ども全員は1家族のみ。毎度のことだけど、変則的な参加者が多いのは何故だ?



09/09/10  引っ越し騒動での自民党の悪あがき


自民党が国会内の「控え室」の明け渡しを拒んでいるとか。
http://www.asahi.com/politics/update/0902/TKY200909020156.html

これまで第1党を続けてきた自民党は、長年にわたり、国会正面の大部屋をはじめ多数の控え室を使ってきた。
これまで国会奥の大部屋を使ってきた民主党が、第1党と第2党が入れ替わったのだから、正面と裏面を入れ替え、その他の控え室も議員数に合わせて明け渡せ、と迫っている。
それに対して『自民党国対幹部は「引っ越し経費が数千万円以上かかる。こういうご時世だからやるべきじゃない」と牽制(けんせい)するなど、「居座り」も辞さない構え』(上記リンク先より)なのだとか。

なんと見苦しく、大人げない態度なのだろう。
まるで、楽しかった思い出にしがみつき、ダダをこねている子どもだ。
そういう見苦しさが、国民の目にどう映るか、まったく頭にないみたい。

落選議員の議員宿舎からの引っ越しも難航しているとか。
なんでも自民党には、3世代にわたり同じ部屋を使い続けてきた元議員もいて、歴年の大量の資料の整理、処理に苦慮しているという。
民間アパートじゃあるまいし、同じ部屋を何十年も使い続けるってどういうことよ。当選者が変わるたびにリセットして、部屋も移動するのが筋ってもんじゃないのかしらん。選挙で選ばれたからといって、公共のスペースを占有し続けるなんて、どこまで優遇されていたのか、ってことよ。
そもそも、今回の選挙での苦戦はとっくにわかっていたはず。早いうちから退室の準備をしておけよ。

政権が変わるたびに、ホワイトハウスの全職員が入れ替わるというアメリカのルールの潔さときたら。
二代政党制を標榜してきたのなら、そういうところも見習えっての。
まったく口ばっかりで、下野するかもという覚悟は全然なかったんだなぁ。



09/09/05  ヤギが家計を救う!?


暑さも和らぎ、朝夕はだいぶ過ごしやすくなってきたこのごろ。
庭の草刈りが気になる季節も、ぼちぼち終わりに近づいてきた。やれやれ。

ところで、我が家では牛乳の消費量が多い。週に10本以上買っている。支出額としては、コメよりも多いだろう。
「牛乳をまた買ってこなくちゃ…」と、細君は自分もガブ飲みするのを棚に上げて、よくため息をついている。

そこでぼくは提案する。
「ヤギを飼おうか」

ヤギは草を食べる。庭につないでおけば、雑草をきれいにしてくれる。庭の草がなくなったら、両隣の空き地の草を食べてもらう。
そこもきれいになったら…。雑草が伸び放題になっている空き地は、このへんにいくらでもある。どうにでもなるだろう。

で、ヤギの乳を搾って、牛乳の代わりに飲む。
毎日毎日、乳はとれる。牛乳代は減り、庭の草刈り手間はなくなり、空き地の地主にも喜ばれる。うむ、いいことずくめだ。
奥さんと子どもさん、ヤギはいかがですか?

もちろん、提案はあっけなく却下された。まぁぼく自身も、マジメに提案したわけじゃないし。
けど、やはり同じ考えをもつ人はいるものだ。

除草:腹ペコヤギ貸します…九州の建設会社が新規事業
http://mainichi.jp/photo/news/20090828k0000m040115000c.html(※リンク切れ)

そうか。いっそ何匹も飼って、レンタル事業を始めるという手があるか。
乳はうちで消費する。庭の草刈り手間はなくなる。近所の空き地の雑草も、わずかな出費できれいにできて、地主さんに喜ばれる。近所の子どもらはヤギと遊べて楽しい。うちには副収入がもたらされる。
おお、万事丸く収まるナイスアイデアだ。
奥さん子どもさん、地主さん、レンタルヤギはいかがですか?

生きものを飼うことの大変さはそれなりに知っているから、本気では考えていない。でも、このアイデア、捨てがたいんだよなぁ。



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