アンチバス派宣言!



「レジャーライター」というユニークな肩書きをもつ、
ノンフィクションライターの植村誠さんから、
新刊『ぼくがバス釣りをやめた理由』(大月書店)の案内をいただきました。
ブラックバスについては、ぼくも思うところがあるので、返事を送り、
以下のような意見交換をしました。
(内容は整理してあります。また特にお断りした箇所を除き、メールのやりとりを
そのまま掲載していますので、一部は原文のまま敬称略になっています)

話題はバス問題から脱線し、「刺身にすればタイもボラもわかりっこない」
なんて板前さんの声も登場したりで、
植村さんが取材して得たホンネの意見に、深く考えさせられました。

ただ、ブラックバスの何が問題かについては、互いに承知の上でのメール交換なので、
この話題をご存じでない方にはわかりにくいかも知れません。
以下に詳しく書かれていますので、あわせてご覧ください。

 生物多様性研究会・ホームページ
 http://www.ne.jp/asahi/iwana-club/smoc/bio-home.html





2003年9月10日
植村さん → うめざわ

 さて、このたび拙著『ぼくがバス釣りをやめた理由(わけ)』の発売の運びとなりましたので、ご案内させていただきます。
 内容は、昨今議論が交わされております外来魚問題について、釣り人の立場から雑感とルポを書き下ろしたものです。書店等でお見かけしましたら、お手にとっていただければ幸いであります。



9月10日
うめざわ → 植村さん

 ご著書の案内、ありがとうございます。
 テーマにとても関心があります。
 さっそく、最寄りの書店に注文してみます。

 釈迦に説法ではありますが、昨今のバスブームに辟易しています。
 ぼくも子どもの頃に釣りが好きで、一時ルアーに興味を持ったことがありました(道具を買う小遣いがなかったので、はまることはなかったですが)。
 でも、バスの不法放流や、業界の売らんかな体質、バスフィッシャー(バスを釣る人)の問題意識の乏しさに怒りを覚え、いまはアンチバス派です。
 最近まで続いていたミニコミ投稿誌に、短文を書いたこともあります。
 (http://www.irukanet.com/honzukuri/zatubun/shinpen.htm)
 そういう現状を、ルポされたとあっては、読まないわけにはいきません。
 拝読し、理解を深める一助とさせていただきます。

 本来のアウトドアレジャーとはなにか。
 釣りの楽しさってなにか。
 言いたいことがたくさんで困っちゃいます。
 いずれ意見交換する機会をもち、お話をお聞かせください。



9月11日
植村さん → うめざわ

 さっそくのお返事、ありがとうございます。

>でも、バスの不法放流や、業界の売らんかな体質、バスフィッシャーの問題意識の乏
>しさに怒りを覚え、いまはアンチバス派です。

 そうでしたか!
 自分自身も、子どものころは夢中になってやったものですが、あまりの無法ぶり、無見識ぶりにヘキエキとさせられ、バス釣りからは完全に足を洗ってしまいました。
 先日、琵琶湖でこの問題に関するシンポジウム(主催・朝日新聞社)が行なわれましたが、その席上で、野田知佑さんが『釣戦記』(清水國明著・つり人社)を手に、「こいつはバカだ! おまえら(会場にいたバスフィッシャー)も、もっと勉強しないと、こいつのようになっちまうぞ」と一喝していたという話です。
 終了直後、シンポに参加した知人から爆笑とともに電話がはいりましたが、かなり辛らつな口調だったようであります。



9月11日
うめざわ → 植村さん

>その席上で、野田知佑さんが『釣戦記』(清水國明著・つり人社)を手に、「こいつ
>はバカだ!おまえら(会場にいたバスフィッシャー)も、もっと勉強しないと、こい
>つのようになっちまうぞ」と一喝していたという話です。

 野田さん、この件に関しては、怒り心頭です。
 小鮒釣りしかの川に、ロッドでもってルアーを振るう子どもたちの姿を見かけて、怒り嘆き、現状を呪っています。
 清水國明氏に対して、ぼくも同感です。アウトドアの達人みたいな扱われ方をしていますが、思想のほうはどうなのでしょう?
 糸井重里さんや奥田民生さんがバス釣りを褒めそやすのも辟易ですが、清水氏は、その依って立つ立場からして、いっそう罪が重いと感じています。



9月11日
植村さん → うめざわ

>野田さん、この件に関しては、怒り心頭です。

 やはり御存知でしたか!
 当初は、「秋月さんのようにもっとラディカルな人じゃダメなの?」という声も一部にはあったようですが、かなり効果的な主張をしてくださったようで、溜飲が下がった(?)思いであります。

>清水國明氏に対して、ぼくも同感です。アウトドアの達人みたいな扱われ方をしてい
>ますが、思想のほうはどうなのでしょう?

 嘆かわしいのは、あんなにあちこちで破綻をきたしたようなことしか言えないガキ以前の人物を信望している人がいるということですね。
 拙著にも書いていますが、霞ヶ浦のバスプロYさんもしかり、あちら側にきちんとした論陣を張れる人間が皆無(あたりまえですが)なのも、考えようによっては残念なことです。

 ところで、友人がケッサクなコメントを送ってきました。
【以下、引用】
 2chをつい読みふけてしまった。清水国明って本当の××なのがよく分かった。あとバサーとやらも同じく××。っていうか、国明とかバサーって、本当はバス釣り反対派だが、バス釣りのイメージを悪くするためにわざとこんな××言ってるのではないかとも思ってしまうのだが。。。【ここまで】
(注:××はうめざわの責任で伏せ字)



9月20日
うめざわ → 植村さん

 ただいま、貴著『ぼくがバス釣りをやめた理由』を読了しました。
 文献をきちんと調べられ、現場も調査され、しっかりと裏付けされた文章であることに、頼もしさを覚えました。
 秋月岩魚さんの著書(『ブラックバスがメダカを食う』宝島新書)に続き、さらに内容を補完する、バス問題の入門&警告の書が発刊されたことを、まず歓迎します。
 内容について、ぼくも、植村さんの主張に同感です。

  バスは本来、日本の各地にいるべき魚ではない!
  バス釣りは、かっこよくない!
  アウトドア派の1人として、バス釣りブームは恥だ!

との思いが、ますます強くなりました。

 貴著は、新聞の広告でも見かけ、書評欄のコラム(毎日新聞)でも取り上げられていました。問題意識のある人には、主張はしっかり伝わっているようです。
 こうした声を、もっともっと大きくし、何も考えずにバス釣りをしている人と、この問題自体を知らない人たちに、知らせていきましょう。
 ぼくとしては、まず、パートナーがバス釣りファンのため自身もときどきやっているという知り合いに、やめなさいよと伝えてみます…。

 貴著に対して、ご意見が1つだけあります。
 法的な裏付けについて、もう少し詳しく、かみ砕いて教えていただきたかったです。
 バスの放流が違法という場合、その法というのは、日本の法律なのか、都道府県の条例なのか、そのあたりが、今ひとつ理解できないでいます。
 違法を裏付ける条例なりが存在しなければ、厳密な意味ではバスの拡散をくい止める実効力は得られないわけで、その点、現実にはどうなのか、知りたいという気持ちが強いです。
 そういった方面からアプローチする、第2弾をお待ちすることにします。

 田圃の用水路で、フナ釣りをするのが好きだったぼくとしては、わずかな装備と智恵と経験とで魚を釣る楽しみを、もっと知ってほしいと、切に願っています。
 バスの拡散を防ぐのと同時に、水の汚染、河川の改悪工事をくい止めて、そういう釣りができる釣り場を残していくことが、いまぼくらに科せられた宿題なのでしょうね。



9月20日
植村さん → うめざわ

>ぼくとしては、まず、パートナーがバス釣りファンのため自身もときどきやっている
>という知り合いに、やめなさいよと伝えてみます…。

 これはなかなか辛いところですよねぇ……。
 自分の釣り仲間にもバスマニア(近ごろは会ってないので、もしかしたら飽きたかもしれませんが)がいますし、そうした釣り人のひとりひとりは、ごくふつうの釣り人なんですよね。
 ただ、こうした裾野の釣り人に問題点を知ってもらい、「核」の部分を粉砕(というのもいささか強烈ですが・笑)できるように、活動を続けていきたいと考えています。
 「核」の部分というのは、いうまでもなく本当の意味での侵略者のことですが、釣り人がバス釣りに見切りをつけてソッポをむくようになったときに、まさに彼らを叩けると考えています。

 先だってある人物が、「世論がおかしなときに、おかしな法律ができる」という話をしていたのですが、バス問題も同様だと思います。本や雑誌記事などを通してきちんとした世論を醸成する手助けができるように、書き手としても努力していきたいところです。

>貴著に対して、ご意見が1つだけあります。
>法的な裏付けについて、もう少し詳しく、かみ砕いて教えていただきたかったです。

 貴重なご意見、ありがとうございます!
 たしかにそのあたりの解説が不足していると実感しています。

 密放流に関わる法律ですが、御存知のように、残念ながら国としての法整備にはいたっていません。県ごとの漁業調整規則が「きまり」としてある中心でして、しかも現行犯でなければ摘発ができないなどの、事実上の空文といっても差し支えない状況が続いています。
 ただ、件の琵琶湖などでのリリース禁止にみられるように、「条例」にまで進化するなどの動きはありますので、今後はよりスタンダードな形でとらえられるようになるのではないでしょうか。

 ただしそういった「きまり」も、現状では滋賀県や秋田県での例を除けば「漁業者の利権を守る」といった色合いが強く、そういう意味でもまだまだ不十分な認識にたっているとしか思えないところもあります(日釣振などが話をスリカエている手段のひとつが、こうした河川での漁業に関わる部分でして、地元の漁業者がいいといえばバスは利用できるという論法の根拠になっています)。
 これからは、漁業だけではなく、単純に自然保護の立場に立った考えのもとに話をすすめていく必要があると考えています。
 そういった考えにのっとったもののひとつが「生物多様性国家戦略」でありますが、水のなかだけではなく、多方面にわたって意識をめぐらして活動していきたいと思います。

>田圃の用水路で、フナ釣りをするのが好きだったぼくとしては、
>わずかな装備と智恵と経験とで魚を釣る楽しみを、もっと知ってほしいと、
>切に願っています。
>バスの拡散を防ぐのと同時に、水の汚染、河川の改悪工事をくい止めて、そういう釣
>りができる釣り場を残していくことが、いまぼくらに科せられた宿題なのでしょうね。

 まさに同感です。
 自分の暮らす千葉県でも、子どものころはフナやクチボソを釣って遊んだものなんですよね。それがそういった当たり前だった池や川が姿を変えてしまっている状況です。
 ちなみに秋月さんは、「釣りってのは、リールなんかを使わない〈手竿〉でやるのがいちばんスリリングで面白い」と断言しています。
 もちろん秋月さんもルアーはやりますが、あたっているような気がします。。。
 しかし、本来は実に多様な釣りがあったと思う(いまでもないわけではないのでしょうが……)のですが、そういうことも知らずに大人になっちゃう子どももいるんでしょうねぇ。。。



9月21日
うめざわ → 植村さん

>自分の釣り仲間にもバスマニア(近ごろは会ってないので、もしかしたら飽きたかも
>しれませんが)がいますし、そうした釣り人のひとりひとりは、ごくふつうの釣り人
>なんですよね。ただ、こうした裾野の釣り人に問題点を知ってもらい、「核」の部分
>を粉砕(というのもいささか強烈ですが・笑)できるように、活動を続けていきたい
>と考えています。

 驕った言い方かも知れませんが、ごく普通の、善良な人たちが、あまりにもものを考えなさすぎる。現実を知ること、思考すること、判断することを、放棄しているような気がしてなりません。
 身近なところでよく出会うのが、食の安全性に対する無理解です。

  農薬だとか、化学物質汚染とか、問題があるのは知ってるし、
  漠然とした不安はあるけれども、
  そんなこと言ってたら何も食べられないじゃないか。
  現にこれまで、野菜を食べて病気になったわけじゃないし、
  これからも病気になると限らない。
  だから、自分は気にしない。

といった意見です。

 そりゃそうかもしれませんが、じゃああなたは、現状のままでいいと思っているのか、と突っ込んで聞いてみたい気持ちをよく抱きます。
 それに、「気にしない」という一方で、不安は常に持っていて、狂牛病が発生したとなると、とたんに牛肉を食べなくなったりする。(娘が通う学校の給食では、いまだに牛肉は使われていません…)
 一事が万事で、マスコミがニュースで取り上げる話題については、過敏に反応するが(北朝鮮報道etc)、それ以外は、漠然と無視する、視野に入れない。
 多くの人々のそういう姿勢が、事態をよりややこしく、悪化させているに違いありません。
 バス問題の構図も、同じだと思いますが、いかがでしょうか。

>御存知のように、残念ながら国としての法整備にはいたっ
>ていません。県ごとの漁業調整規則が「きまり」としてある中心でして、しかも現行
>犯でなければ摘発ができないなどの、事実上の空文といっても差し支えない状況が続
>いています。

 この点が、「違法」という主張が浸透しない一因でしょうね。
 はき違えた「釣りの自由」に歯止めをかけるには、この期に及んでは、やはり法の縛りを与えるしかないのでは。

>ただしそういった「きまり」も、現状では滋賀県や秋田県での例を除けば「漁業者の
>利権を守る」といった色合いが強く、

>これからは、漁業だけではなく、単純に自然保護の立場に立った考えのもとに話をす
>すめていく必要があると考えています。

 そうですね。漁業従事者の利益(権益)保護に限定してしまうと、「バスで利益が得られればいい」と言い逃れされてしまいますね。
 漁業従事者もまた、自然環境から得られる“恵み”で生活しているという、まず依って立つ地点をはっきりさせた上で、自然環境を維持することで産業を維持する、という方向性を明確にする必要がありますね。

>自分の暮らす千葉県でも、子どものころはフナやクチボソを釣って遊んだものなんですよね。

 はっきりいって、幼い子どもたちが、大金を費やして釣りをするのが気にくわないんです、ぼくは(苦笑)。
 テレビゲームやら、流行の服やら、そうでなくても金のかかる生活をしているのだから、外での遊びくらい、工夫してやれ! と、声を大にして言いたいデス。


9月21日
植村さん → うめざわ

>驕った言い方かも知れませんが、ごく普通の、善良な人たちが、あまりにもものを考
>えなさすぎる。現実を知ること、思考すること、判断することを、放棄しているよう
>な気がしてなりません。

 こうした点に対しても、マスメディアの責任についてもっと真剣に考えていく必要があると思っています。

>身近なところでよく出会うのが、食の安全性に対する無理解です。

 へんに「理解」しちゃうんですよね。
 農薬はよくないけれど、それを言ってたら農産物のコストはあがるし作業もたいへん(だから農薬を使うことは必要だ)……だとか。。。
 しかし、そんなことをしたり顔で語る人が、本当に農業生産のことについて「理解」できているのかということについては、大いに疑問を感じます。
 むろん逆もしかりですが、自分が思うに、問題はもっとシンプルでありまして、農薬漬けの野菜を食べたいのか? 正体不明の科学物質まみれの物体を食べて生活したいのか? という点ではないでしょうか。

 先だって海辺の家に軟禁されて(?)の取材をしてきましたが、漁師たちが言うには、「自分たちで捕ったもの以外、信用できない」というのです。
 房総の小湊では、「刺身にすればタイと見分けがつかない」と、釣り人からボラをもらっていく旅館の板前がいたという報告を受けましたし、船橋沖の汚い海に泳ぐボラを巻網で捕って、関西の市場に卸すという話も聞きました。
 「どうせわかりゃしないよ」というのです。
 逆に、西日本の汚濁した海岸で捕れたアサリを千葉県のある有名な潮干狩り場に卸しているという、無気味な話もあります……。
 ちょっと話がそれましたが。

>そりゃそうかもしれませんが、じゃああなたは、現状のままでいいと思っているの
>か、と突っ込んで聞いてみたい気持ちをよく抱きます。

 「なんかヘンだなぁ」と思っているのに流されっぱなしの善良な人々……、と言うのは簡単ですが、オカシイと思うことをオカシイと言えるような世の中だったらいいなぁと思わずにはいられません。

>それに、「気にしない」という一方で、漠然とした不安は常に持っていて、狂牛病が
>発生したとなると、とたんに牛肉を食べなくなったりする。

 一例ではありますが、BSEの問題にはホトホト参りましたよね。
 一部の専門家筋では90年代の早々には懸念を抱いていたようなのですが、ちっとも本質に迫った認識がされていないような気がします。
 酪農者が損害を受けたことも大事ですし、風評で廃業の憂き目にあったような焼肉店などの末端の被害者についても深刻ではありますが、そもそもどうして島国の日本でああいった疾病が起こったのか、専門家の警告はきちんと受け入れられてきたのか……、などの点について、非常に不満の残る報道がほとんどであったような気がします。
 まぁ、それとは別にしまして、わが子に食べさせるのはちょっと心配だなぁという気持ちはわかるような気がしますが。

>バス問題の構図も、同じだと思いますが、いかがでしょうか。

 残念ながら(?)といいますか、バス問題については、まだそこまで白熱(といっていいかどうか……)していないとみています。
 たしかに一部では「騒ぎ」になっていますが、ほとんど多くのひとびとにとっては「耳にしたていど」の関心ごとでしかなさそうです。
 ただ、それでも新聞などで取り上げられる機会もふえ、しっかりと地に足をつけた形でコトが進んでいるような感触を得ています。
 また、この問題に関わる人たちの間で交わされる議論ですが、2〜3年前にくらべると大きくレベルアップしています。そのなかには具体的な駆除の方法論などを現状に照らし合わせたうえで問題点をついている部分もあります。この後にも出てきますが、「バス駆除の手段に釣りはふさわしいか?」などです。これなどは、少なくとも2年前には問題点としてあがらなかった話題ではないでしょうか。そういう意味でも、確実に前進し続けているのではないかと考えています

 釣りのことでつけ加えますと、バス問題もふくめまして、こうした釣りにからむ環境問題の記事を載せても、まったく読者ウケがないようなんです。釣り雑誌の話ですが。
 御想像がつくとは思いますが、ようは〈どこでなにが釣れて〉、〈どのような仕掛けで、どうやって釣ればいいのか?〉という点にしか、読者の興味がないというのです。これはある釣り雑誌の編集長や、実際に環境系の記事を寄稿した人から聞いています。
 BSEや北朝鮮の問題も、「どうすればとりあえずは安全か」という、それだけなのかも知れませんね。
 しかし、であればなおのこと、昨今の国会でどういう法案が通っているのかということに、敏感に対処すべきではないかと思うのですが……。

>この点が、「違法」という主張が浸透しない一因でしょうね。
>はき違えた「釣りの自由」に歯止めをかけるには、この期に及んでは、やはり法の縛
>りを与えるしかないのでは。

 残念ながら、そういう時期に来てしまったようですねぇ……。
 秋月さんは、「バス釣りは全面禁止!」と強固に主張しておられますが、そういういわばよりラディカルな意見に対して、「駆除を目的とした地道に釣りで活動している人もいるのに……」という反対意見も出ています。
 仲間うちでもこの点については意見がかなり分かれていまして、さまざまな意見が交わされている状況です。

>はっきりいって、幼い子どもたちが、大金を費やして釣りをするのが気にくわないん
>です、ぼくは(苦笑)。
>テレビゲームやら、流行の服やら、そうでなくても金のかかる生活をしているのだか
>ら、外での遊びくらい、工夫してやれ! と、声を大にして言いたいデス。

 同じく、声を大きくしたい部分です!
 なんだか空恐ろしいですよね。
 彼らが大人になって、どういう社会を作るのでしょうか……。


付記)
読者からの指摘により、敬称と表現について一部修正しました。(2007/6/13)
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